中高年の肥満の方は要注意!睡眠時無呼吸症候群で睡眠が浅くないですか?
メディアなどで、「睡眠時無呼吸症候群」という言葉を聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。睡眠時無呼吸症候群とは、眠り出すと呼吸が止まってしまい、過眠や高血圧などを引き起こす病気です。
呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下するため、目が覚めて再び呼吸をし始めますが、眠り出すとまた呼吸が止まってしまうのです。これを一晩中繰り返すために深い睡眠ができず、日中に強い眠気を感じます。中高年の肥満の方に起こりやすいといわれているので注意が必要です。
明け方は無呼吸症候群と喘息が併発しやすく不整脈や呼吸困難に陥りやすい
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に繰り返し無呼吸状態になるため、血液中の酸素濃度が下がります。これを補うために心臓の働きが強まり、高血圧をひき起こすのです。
酸素濃度が低下することで動脈硬化が進んだり、睡眠不足によるストレスで不整脈が起きやすくなったりします。このほか、血糖値やコレステロール値が高くなり、生活習慣病やメタボリック・シンドロームにつながる危険性もあり、睡眠時無呼吸症候群は喘息を悪化させる可能性があるのです。
「睡眠時無呼吸症候群かも?」と思った時に取るべき行動
家族がいる場合、「寝ている時に息が止まっていた」と指摘されて気づくケースも考えられますが、とはいえ、自分で判断するのは難しいものです。睡眠時無呼吸症候群は、1時間あたり10秒異常の呼吸停止が20回以上出現する場合、中等症・重症のであるといわれています。
注意したいのは、ひどいイビキの場合も睡眠時無呼吸症候群の可能性があることです。その場合、すぐに専門の医療機関で検査と治療を受けることをおすすめします。