大人になってから喘息になる原因は「咳喘息の放置」「自律神経の乱れ」「ストレス」など
喘息はアレルギーを持つ子どもがなるものというイメージがありますが、成人後に喘息を発症するケースが少なくありません。大人の喘息の原因には、主に3つの理由が考えられます。
1つ目は、咳が止まらなくなる咳喘息を放置してしまい、喘息となる場合です。2つ目は、過労等で自律神経が乱れることで発生する場合。そして3つ目は、ストレスなどが原因で喘息を発症してしまうケースです。大人の場合、アレルギーだけでなく、さまざまなことが喘息の原因となります。
大人の喘息によくある症状
花粉症やストレスでも引き起こされる大人の喘息には、どのような症状があるのでしょうか。呼吸が苦しくなり「ヒューヒュー」と呼吸音がしたり、夜間や早朝に咳が出やすく、眠れないといった症状がある場合、大人の喘息が考えられます。
ただし、気をつけないといけないのが「症状がない」というケースです。例えば、よく痰がからむ、タバコを吸うと咳が出る、会話中に行き苦しくなったことがあるといった場合も、喘息になっている可能性があるでしょう。
大人が喘息になった場合の一般的な治療方法について
子どもの場合、アレルギー型の喘息がほとんどですが、大人の場合はアレルギー型は少なく喘息悪化の原因も多いため、慢性疾患となり治りにくいといわれています。また、喘息を放っておくと気道が硬くなり、狭くなったまま元に戻らなくなることも少なくありません。
早めの治療が何より大事ですが、一般的には症状がなくても吸入ステロイドや内服を毎日続け、発作が起こった時には気道を広げる薬を使います。発作が起きた時だけ薬を飲んでいるだけでは改善しないので、気道の炎症を抑える薬を毎日続けることが大切です。